杉山由香
- coakyoto
- 5月3日
- 読了時間: 1分
おうちさよなら日記

「おうちさよなら会」主宰・杉山による本書は、実家を手放すという個人的な体験をもとに綴られた記録である。筆者が生まれ育った家は、建築家であった父が設計したもの。しかし、母の逝去と父の体調悪化をきっかけに、家を維持することが難しくなり、家族は手放す決断をする。筆者は家との別れの作業を通じて、家にまつわる記憶を記録し、次の父が住む家になんとかその気配を遺すことに取り組んだ。誰も教えてくれない、家との別れ方を教えてくれる本である。
コメント