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米津七日

Architecture from the focus 部分から見る旧喜多邸

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京都の元田中にある藤井厚ニが設計を手がけた旧喜多邸へ訪れた時、斑点模様が浮かび上がる一本の松の柱が目に入った。これは何十年もの間、ニ階から負荷がかかっていることで、松ヤニが外に染み出したものだそうだ。一本の柱から、この建築が生きてきた時間の経過を想像することができた。建築には、ある部分にフォーカスしたからこそ、初めて気づけることがあるのかもしれない。この本は旧喜多邸のある部分に焦点を当て、読者が五感を使い、頭で想像しながら、旧喜多邸の中に入り込んでいくように制作した。旧喜多邸に限らず、建築との向き合い方のひとつの態度として、読者に届けたい一冊である。

 
 
 

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