DOMINO PRESS
- coakyoto
- 5月3日
- 読了時間: 3分
韓国の建築を専門とする独立系パブリッシャー。韓国の若手建築家のプロジェクトを紹介するPPシリーズほか、7冊が参加。

PP001 LIKE REALITY, UNREALISTIC
街の隙間と日常の行為に着目し、“ちょっとした革命”で空間と都市を更新するソウル発の若手建築集団FHHH FRIENDS。彼らが設計したどこか非現実的な建築について、異なる分野のクリエイター三人が実施した建築家へのインタビューを収録。
PP002 NONFICTIONHOM
空間デザイン(住宅・ショップ・展覧会)から家具・オブジェクト制作、出版・リサーチまで横断的に手がける若手デザイナー集団FLAT.Mが、2016年から継続的に取り組んでいる家具と空間の実験的なインスタレーションを紹介する。家具によって空間に変化を起こし、その変化を観察し、記録する。それによって見慣れない家具や実験的な暮らし方を提案してきた。
PP003 CONCRETE WALL
韓国の注目の若手建築家ユニットNameless Architectureが手がけたカフェ「CONCRETEWALL」を取り上げた一冊。山々に囲まれた美しい清風湖の湖畔に建設されたこのカフェは、開放的でゆったりとした周囲の景色を楽しめる。コンクリートによって作られた建築だが、壁の合間からは草が生え、砂や砂利が露出することで、自然と人工物との境目を曖昧にする。シンプルな形態と言語化されたマテリアルを体現し、韓国建築の新たな美学的スタイルを牽引する。
PP004 H HOUSE
「ソウルで初めて見るタイプの家」と称されるH HOUSEは、日本統治時代に建設された木造住宅で、韓国、日本、アメリカの影響が入り混じった住宅のリノベーションプロジェクト。建築家、インテリアデザイナー兼ギャラリスト、そしてアートコレクターでもあるクライアントによるコラボレーションの軌跡が記される。
HIGH FIVE
『HIGH FIVE』は、ATELIER KHJが過去5年間に手がけた作品を、「解釈」「素材」「実験」「質量」「ディテール」という5つのキーワードに沿って整理した一冊。この構成を通じて、完成作品の背後にあるプロセスを明らかにするとともに、ATELIER KHJならではの独自の姿勢と資質を浮かび上がらせる。ATELIER KHJの代表キム・ヒョンジョンは今年のヴェネチア建築ビエンナーレ韓国館の出展作家の一人。
Architecture for Ewoo School
ソウル大学建築学科教授でもある建築家キム・スンホイ(Seunghoy Kim/KYWCアーキテクツ代表)の代表作であるイウ学校(Ewoo School)のプロジェクトに光を当てる一冊。約20年にわたり進化した建築プロセスを忠実に記録し、「学校建築そのものが教育の道具となることを願った」という建築家の哲学と、その建築的な解決策を紹介する。建築家のテキストのみならず、教職員、卒業生、在校生、批評家たちの声も交えながら、学校建築が教育のビジョンと共鳴する意義を強調する。
Experience and Perception
2023年のソウル都市建築ビエンナーレの総合ディレクターも務め、韓国を代表する建築家であるByoung Soo Choが、1991年にハーヴァード大学に提出した卒業研究・設計を再録し、彼がテーマとする「経験と受容」についてのダイアローグを収録した一冊。
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