gta Verlag
- coakyoto
- 5月4日
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The Autonomy of Theory: Ticino Architecture and Its Critical Reception

スイス連邦工科大学チューリッヒの建築学科による建築史・建築理論に関する出版部門gta Verlagによる書籍。1975年にチューリヒで開催された展覧会「Tendenzen—Neuere Architektur im Tessin」以降、ティチーノの同時代建築はスイス国内外の雑誌で熱心に取り上げられるようになった。本稿は、この批評的注目がティチーノ建築の語りを実際の生産条件から切り離し、その史学が歴史そのものと逆説的に乖離するに至ったと論じる。〈ティチーノ派〉といった外部で形成された概念を、地元建築家や歴史家の強固な懐疑と対置させながら、場から遊離した自律的理論と土着の知識との不整合が長期的に招いた帰結を跡づける。
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