MagazineC
- coakyoto
- 5月3日
- 読了時間: 2分
『Magazine C』は、毎号ひとつの椅子を選び、そのデザインと、それを中心としたデザイナー、ブランド、製造者、コレクター、そして実際にその椅子に座る人々のライフスタイルを幅広く取り上げる。
MagazineC #1 STANDARD CHAIR

『Magazine C』は、毎号ひとつの椅子を選び、そのデザインと、それを中心としたデザイナー、ブランド、製造者、コレクター、そして実際にその椅子に座る人々のライフスタイルを幅広く取り上げる。本号ではジャン・プルーヴェが1934年にデザインした「Standard chair」を取り上げる。プルーヴェの作品の魅力を世界へと発信した第一人者であるパリのギャラリー「Galerie Patrick Seguin」がまとめた詳細な資料をはじめ、世界各地のプルーヴェ作品のコレクターの元を訪れた写真やインタビューを収録。多くの人々が魅了される『Standard chair』について様々な側面から考察が行われている。
MagazineC #2 NO.14

19世紀ウィーンのカフェ文化を象徴し、現在も世界各地で愛用される〈No.14 チェア〉は、累計2億脚を超える販売実績を誇る。無垢材を蒸気で曲げ、わずか六つの部材に分解して平箱で輸送するという当時としては画期的な大量生産システムが、その普及を支えた。本号は、職人ミヒャエル・トーネットが確立した曲木技術の詳細、カタログ広告による国際マーケティング戦略、さらにクラシカルな意匠が時代を超えて評価される理由を、豊富な写真・図版とともに検証する。「良いデザインとは何か」を再考したいすべての人に捧げる保存版。
MagazineC #3 LOUIS GHOST

2002年にフィリップ・スタルクがデザインし、イタリアのカルテル社が製造した〈ルイ・ゴーストチェア〉は、エレガントで堅牢、軽量かつ透明という卓越した特性を備えた世界的名作である。18世紀バロック様式のアームチェアを想起させる古典的フォルムに、単一成形の透明ポリカーボネートを採用した革新的構造を融合させた。装飾を誇示するのではなく、静謐な美で周囲の空間に溶け込みつつも、その存在感は鮮明である。プラスチック製とは思えない高い質感と汎用性により、誕生以来、時代やインテリアスタイルを問わず愛され続けている。本号はこの〈ルイ・ゴーストチェア〉を取り上げ、スタルク本人へのインタビュー、メーカーのカルテル社についての記事、コレクターへのインタビューなどから多角的に紹介する。
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