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カリフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部


カリフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部による建築ジャーナル。都市、景観、そしてそれらを形作る多くの力、組織、人々との関係において現代建築がどのように機能しているかを観察することを目的に年一回出版されている。









Room one thousand Issue 9: Breaks

本号では、コーヒーブレイク、ショーウィンドーの粉砕、慣例を打ち破る行為、難題を細分化して理解することなど、さまざまな「Break」について考察する。これらはいずれも修復に先立つ必然的な構造的破綻であり、破断点では活動が活性化する。つまりBreakは、暴力的な行為にもなり得れば、不要なものを解体して新たな生成へ導くこともある。除去やトラブルシューティング、別離、身体的・精神的暴力など、ブレイクが引き起こす——あるいはブレイクから生じる——現象は多岐にわたる。その空白をどう埋めるかが、私たちに突きつけられた問いである。


Room one thousand Issue 10: Body + Performance

本号は、建築とパフォーマンスの交差点を探求する。建築は身体を通して上演される。図面は空間のスクリプトであり、身体は従属・逸脱・再取込を重ねてパフォーマンスする。日常の無意識な動きから一度限りの儀式まで、その行為が建築に活力と政治性を植え付ける。上演はオブジェクトでも現象でも商品でも比喩でもよい。建築をパフォーマンスのレンズで読むとき、演者は建物か身体か。複数の身体のエージェンシーを際立たせる設計とは何か。上演から生産へと視点を移すと何が起きるのか。ダンス、インスタレーション、VR空間まで多彩なケースで問いを深掘りし、教育から都市実践まで応用範囲を提示する。


Room one thousand Issue11: Sediment

建築と地層が交差する場所へ――本号の特集テーマは〈Sediment〉。地質用語を借り、建築が歴史的地形にどう作用し、逆に人間の記憶や語りが建築の地層をどう書き換えるかを探る。微量プラスチックや鉱滓、都市に降る人工の塵――堆積物はもはや比喩にとどまらず、政治と不平等の現場そのものだ。景観形成と社会的アイデンティティの間に潜む物質・記憶・権力の層を可視化し、建築が背負う過去のアーカイブと現在の闘争の地盤を掘り起こす論考が集められている。地層という語彙を手がかりに、抽象的な空間概念を新たに語りうる一冊。


Room one thousand Issue 12: Chop Chop!

切断・裁断・解体を創造的メソドロジーとして取り出そうと試みる本号は、建築・ガストロノミー・林業など一見別領域の“切る”行為を編み直し、社会・生態系のレジリエンスを拓く協働モデルを提示する。スマホのタイムラインを流れる断片化された情報の海、AIが刻む見出しやサウンドバイト……私たちの生活はすでに“チョップド”だ。本号は誌面構成自体をハックし、その断片性を反映。素材、プロセス、メディアのスライスが呼応し合い、閉ざされた専門領域を切開して連結する。切ることは壊すことではなく、再編集の行為である。

 
 
 

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